逆説的教育法(4/6)

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逆説的教育法(4/6)

#4 「Aしたい」と「Aしたくない」の相反する2つの気持ちを持つ相手には…

「(宿題として)今週はどのぐらい(問題を)やっておきたい?」

こういう質問を相手の自発性を消さないために使う。
そこまで説明しました。

さらに、ぼくはダメを押すためによくこんな言い方をします。
たとえば、子どもが10ページやってみる、と答えたときに、

「え、10ページもやるの?
 10ページは多いよ。
 大丈夫かなあ。ちょっとがんばりすぎじゃない?
 もっと少なめでもいいんだよ。」

こんな風に言うのです。

その子は、10ページやる、と答えたときに、
必ずしも10ページをやりたいとは限りません。

一応、先生と呼ばれる存在が目の前にいて、
宿題の量を自分で選べと言う。
少しは形になるような量を言わないと、
怒られるかもしれないし、がっかりされるかもしれない。
様々な憶測をしながらその「10ページ」という量を
選んだはずです。

本人は「10ページやろう」という気持ちと
「10ページもやれるかな?やりたくないな。」という気持ちの
両方を同時に持っていることでしょう。