
学習力
#1 学習力と学力の違い
今まで、長年、子どもの学習指導に携わってきました。
数多くの子どもを見てきたせいか、
「この子は伸びるだろう」
「この子はやり方を変えないとこの先伸び止まるだろう」
そういう予想が大体立つようになりました。
そして、ほぼ予想通りの結果になります。
別にこれは私に予知能力があるからではありません。
単に伸びるかどうかを見極めるポイントが
少しずつわかってきたからです。
そのポイントは「学習力」。
学力ではありません。
学習力です。
今の時点において、テストで何点取れるのかどうか。
どれぐらい、漢字を覚えていて書けるのか。
どれぐらい、正確で素早い計算力を身につけているか。
どれぐらい、難しい応用問題に対応できる思考力があるのか。
こういったものは全て「学力」です。
「学力」があればあるほどテストではいい結果を出しやすい。
これは事実です。
しかし、「学力」はその後の成長度の目安にはなりません。
高い学力を持ち、さらにその学力を順調に伸ばす子もいれば、
精一杯の勉強である程度の学力は身につけたものの、
もうそれを維持するので精一杯、伸ばすことができない子もいる。
逆もまたしかり。
現時点では低い学力ではあるが、
あるきっかけで爆発的に力を伸ばしていく子がいる。
その一方で努力をする気持ちはあっても
低学力から抜け出せない子もいる。
さらには、自分は勉強が向いていないのだ、嫌いなのだ、
そうあきらめてしまっている子までいる。
その違いは「学習力」の有無で生まれるのです。

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