
バカ養成ギブスを外せ
#1 自分で問題を解決できないバカ
さて、「バカ養成ギブスを外せ」シリーズの第一回です。
記念すべき第一回目のバカは……
「自分で問題を解決できないバカ」です!
■症状
目の前になにか難しい問題が表れると、
ただひたすら、じっとしている。
奇跡がおきるか、周りの誰かが何とかしてくれるのを待っている。
■例
作文の宿題を課された太郎君。
提出期限が迫ってきているのだが、
何をどうやって書けばいいのかさっぱりわからない。
その不安とストレスがだんだん高まってくると、
意味もなく怒りっぽくなり、
関係ない周りの人間やモノに当り散らしたり、
泣きわめいたりしはじめる。
■バカ発生要因
- 全てを先回りして本人に代わって問題を解決してくれようとする人間の存在
- 本人以上に本人の心配をして騒ぐ人間の存在
- 問題を自力解決するプロセスよりも、目の前の問題だけをなんとかしたいと望む結果主義の人間の存在
- 「問題を解決する方法の探り方」を実践して見せる人間の不在
■解説
このタイプのバカはそのまま大人になると
完全に無能な人間になります。
組織の歯車の一つとしてベルトコンベアー的な単純作業を
淡々とやればいい職場であれば、
案外、幸せに暮らしていけるかもしれません。
一番の原因は、本人が自分自身で
問題を解決しなくてもいい環境にあること。
本人以上に本人の心配をして騒ぎ立てる人間がいると、
本人は自分の心配をする必要がなくなります。
目の前の立ちはだかる問題を何とかしようとするより前に、
まずは横で大騒ぎしている耳障りな騒音を消し去りたいと
心から願うようになるのです。
本来、立ち向かうべき目の前の問題ではなく、
騒音問題のほうが解決すべき重要問題になってしまう。
本来の問題のほうは、騒音と共になんとかなってしまうのですから。
このバカが発生するのを避けるためには、
騒音の発生源を今すぐ絶つこと。
なんとか、手段を講じて、子どもがこの手の騒音の発生源と
接触するのを絶つ必要があります。
「この成績じゃあ、どこにも入れる学校はないぞ。
お前、今後どうするつもりだ?
推薦を取るなら取るで、こちらも準備があるんだ。
どうするんだ?
ここなんかどうだ?
この学校ならお前でも推薦が取れるぞ。
え?なんとか言ったらどうだ?
いいのか?いいんだな?
じゃあ、この学校の推薦を取るってことで話を進めるぞ。
お前ももう少し自分の将来を真剣に考えろよ。
そんなことじゃろくな大人にならんぞ。」
こんなお小言を繰り出し続ける学校の先生なんかがいたら、
これは見事なまでな騒音の発生源になっています。
気をつけましょう。
そういえば、自分の子どもが学校の宿題を
満足にやっていないことを
なぜか詳しく知っていて、
大変心配している親御さんを見かけることがあります。
本人以上に本人の宿題の進行度合いを心配する行為は
かなり強力なバカ養成ギブスになりますので、
くれぐれもご注意ください。
宿題できずに学校の先生に怒られればいいのです。
問題を解決しない結果が自分に降りかかってくる、と
身をもって体感している子どもは
解決する必要のある問題にはなんとか工夫をして
対処しようと努力するものです。
また、「こうやって問題を解決しなさい」という
具体的な解決方法を押しつけるのではなく、
本人が困って質問してきたときだけ、
解決方法を探るためのヒントを与えるようにするのも、
バカ防止に大変有効です。
たとえば、言葉の意味がわからないと子どもが言ったならば、
「辞書をひけばわかるよ」と教えてあげればいい。
辞書の引き方がわからないのであれば、
それを教えてあげましょう。
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